年末にまとめ買いしたレプリカの

画像をまとめてアップしておく。かなりの数に見えるが、じつは重複も多い。とはいっても、数の多さが一種のトランス状態を生みだすのも事実のようで、これだけあれば当分は満足できる。レプリカで満足って、ちょっと頭おかしいんじゃないの、といわれそうだ…

ルソフィクス

──ね、おじさん、三葉虫の絵を描いて。 ──三葉虫かい、じゃ、カリメネを描いてあげよう。 ──なんだかよれよれのカリメネだなあ。 ──それじゃ、このファコプスでどうだ。 ──ファコプスはこんなに細長くないよ。 ──そんなら、とっておきのこれはどうだ、リカス…

クルジアナについて

三葉虫関連の生痕化石に、クルジアナというのがある。これはほうぼうで出るらしく、いろんな形状のものがある。これとはべつに、ルソフィクス、ディプリクニテスというものがあって、われわれの興味をそそる。とはいっても、そういったものの化石を買おうと…

レプリカについて

年末にB品のレプリカをまとめ買いして、現在かなりの数の標本もどきが手元にある。さてこれらをどうするか。レプリカなんざ一括で箱にでも入れておけばいい、という人もいるだろう。私もはじめはそうしようと思っていたが、そのイミテーションとしての精度の…

一年を振り返って

三月くらいまでは去年からの続きで石炭紀の三葉虫を集めていたが、四月にスコトハルペスを買ってから、徐々にロシアの方へ流れが変りはじめた。といっても、高いものばかりなので数は集まらず、けっきょく5個買っただけにとどまった。うち1個はたぶん来年売…

ダイフォンについて

待てば海路の日和あり。ぜったい入手不可能と思っていた本種を手にする日が来ようとは……*1 Deiphon barrandei 体長は 16mm と小さいが、幅があるのでけっこう大きくみえる。ダイフォンの模式種である D. forbesi がチェコで産出するのに対し、こちらは英国ウ…

レモプレウリデス・ナヌス

レモプレウリデスには前から興味があって、手頃な標本があれば手に入れたいと思っていた。今回入手したのは、ロシアで産出するレモプレウリデス・ナヌスのうちでもエロンガタ(もしくはエロンガトゥス)と呼ばれる亜種のようだ。 Remopleurides nanus var. e…

気がかりの連鎖

前回のコメント欄でちょっとふれたロシアの某標本。さてこいつをどうすべきか、それを考えていた。で、結論としては、気になるもので、なんとか手の届く範囲にあるのなら、買っとくべきではないか、と。今回見逃したとしても、同じような標本は次から次へと…

マニアの仲間入り

最近の私はちょっと変だ。というのも、これまでは目指す標本が手に入らなくても、たいして気にもとめなかった。運が悪かったと思ってさっさと諦めた。手に入らなかったことをずるずると後に引きずるようなことはなかった。ところが、である。最近になって、…

ホプロリカス・プラウティニ

昨日、郵便屋さんから荷物を受け取ったとき、いやな予感がした。というのも、その小包のなかで何か重いものがゴロゴロと音を立てて転がっているのだ。もしやという気持と、そんなことがあるはずないという気持のせめぎ合いのうちに荷解きをしてみると──タッ…

今後の見通し──ロシア産を中心に

2017年はロシア三葉虫の年にしたい、と去年書いたが、じっさいはどうかといえば──2016年末にフライング気味で手に入れたアサフス・エキスパンススを含めると、これまで6個の標本が手元に集まった。一年間で6個、つまり2ヶ月に一個のペースで買っていることに…

サルテロコリフェ・サルテリ

カリメネのようでカリメネでない、ベンベン! と歌いたくなるような、カリメネもどきとも称すべき一群の三葉虫がいる。おもにモロッコで産するカリメネラやプラドエラ、それに欧州で産するコルポコリフェ、ネセウレトゥス、サルテロコリフェ、さらに姉妹科の…

エンクリヌロイデス・エンシエンシス

中国の四川省で産出したシルル紀の三葉虫。買ったときの名前は Coronocephalus rex Grabau だったが、これはどうだろうか?中国の三葉虫についてはあまりよく知らないので、断定的なことはいえないが、ごくふつうのイチゴ頭に「Coronocephalus 王冠をかぶっ…

イレヌス・クラッシカウダ

ふた月ほど前にかなり気を揉まされたイレヌス・クラッシカウダ。その後気をつけていると、複数のショップで同一種が出ているのが目についた。どうもまとまった産出があったようで、いろんなタイプの標本から選べるのはありがたいが、どれをとってもけっこう…

イソテルス・マキシムス(二個目)

イソテルスの仲間は北米のあちこちで産出する。そのうちでもオハイオのイソテルス・マキシムスは外殻の色合いが美しく、かつ相当な大きさに達するので、なかなか人気も高く、おいそれとは手が出せない。しかし小さい部分化石なら安く手に入る。今回買ったの…

アンゲリナ・セジウィッキ

北部ウェールズの Porthmadog で産出したもの。前後の長さが 34mm なのに対し、左右の幅は 54mm もある。こんなに横幅の広い三葉虫はふつうには考えられない。これはもちろん地中で圧力が加わった結果こうなったので、ウェールズではごくふつうに見られる産…

ロンコドマス・ドラマケンシス

ガーヴァンときくと、どうしてもアラン・ドロンの声で「ガーヴァン、セレレゴーンスドロンモデアム」というのが脳内で再生されてしまう(古すぎて通じない?……)。まあそれはそれとして、念願のガーヴァン産の三葉虫を手に入れた。暗灰色の石灰岩に、暗褐色…

前回のつづき

いくつか書き洩らしたものを追加しておく。いずれも最近手に入れたもの。 1.アステロフィリテス・エクイセティフォルミスこれはフランス産の石炭紀の植物化石で、見栄えよく母岩を切り取ってある。この手のものはポーランド産が多く出回っていて、あとはス…

三葉虫以外に買った化石や鉱物

について簡単にメモしておく。 1.シャッタカイト・イン・クォーツこれは去年の夏に買ったもの。あんまり暑いので、涼しげな鉱物でも眺めて暑さをしのごうと考えたのだが、もちろん実用には役立たなかった。ルーペで眺めると、もこもこしたシャッタカイトの…

トリメロケファルス・カエクス

眼のないファコプスとして一部では有名な(?)トリメロケファルス。ドゥクティナとよく似ているので間違えやすいが、ドゥクティナは頭部がすっぺりと滑らかなのに対し、トリメロケファルスの頭部は細かい粒々で覆われている。 Trimerocephalus caecus (L:25…

スフェレキソクス・ラティフロンス

全身揃ったものだと高くて買えないようなものでも、部分ならなんとか手が届く──私が部分化石に手を出すのはたいていそんな理由からだが、だんだんと経験を重ねていくうちに、部分化石にもふたつの種類があることが分ってきた。ひとつは部分だけでも鑑賞に(…

ナニレヌス or タレオプス

AVAILABLE GENERIC NAMES FOR TRILOBITES という、三葉虫愛好家にはバイブルのような資料があって、ネットでも手軽に見られるので重宝しているが、これによるとナニレヌスとタレオプスはそれぞれ次のように説明されている。 ナニレヌス(Nanillaenus) 命名…

標本棚

長年放置していた棚を整理して標本棚に使うことにした。ベニヤでひな壇らしきものを作って化石を置くようにしたが、どうも見た目があまりよろしくない。しかし、これもあれこれ試行錯誤しているうちにサマになるんじゃないかと思っている。初期のころはいろ…

イレヌスの中のイレヌス

某所で見つけたロシア虫のイレヌス・クラッシカウダ。これは前から欲しかったので、よっしゃ! と意気込んだが、ちょっと待てよ、これはほんとに I. crassicauda なのか?ロシアのイレヌスにしたら小ぶりだが、そんなことより保存状態が劣悪で、クラッシカウ…

イサベリニア・グラブラタ

到着した標本を眺めながらいつも思うのは、これはほんとに〇〇だろうか、ほんとに××から産出したものだろうか、ということ。どうもそのへん怪しい標本が多いように思うんですよ。こっちにはっきりした同定の手段があればべつだが、そうでない場合は売り手の…

オカタリア・スズイイ

スペインのカンブリア系から出たもので、産地はレオン県のカンタブリア山脈とのこと。Cambrian, Cantabrian と書いてあるので何かの間違いかと思ったが、そういう名前の山があるらしい。ご覧のとおり頭部のみの部分化石で、緑がかった灰色の母岩に黄色で保存…

三葉虫人間はどこにでもいる

「週間はてなランキング」とかいうのが目についたので見てみると、はてなブログでブックマークが何百とか、ものすごい数字が並んでいる。このあたりははてな村(今でも使われているのか?)の絶巓であり、極北である。自分のところと比べることさえおこがま…

停滞

この前ロシア産の稀少種で失敗してからというもの、どうやらツキに見放されてしまったようで、いままでコンスタントに続いていた蒐集の手がぴたりと止まってしまった。まあ一種のスランプと思えばいいのかもしれない。じっさい、どこを見渡しても欲しいと思…

化石や鉱物の手入れ

みなさんは標本につく埃はどうしてますか?自分はケースに入れて保管しているから、埃なんか気にしない、という方もおられるでしょう。まあそれはそれでかまいませんが、ケースに入れているからといって、埃が付着しないとはかぎらない。まったく、埃という…

失敗談

私の三葉虫集めが二勝一敗ペースで来ていることはこの前書いた。今回またしても黒星を喫してしまったわけで、その次第を書いておこう。何を買ったかは伏せておくが、わかる人にはわかるだろう。そもそもの発端は思わぬ臨時収入があったこと。けっこうまとま…