海の蝶

三葉虫に「海の蝶(butterflies of the sea)」という美しい呼び名があることを最近知った。とはいっても、三葉虫は蝶のように華麗でも繊細でもないし、ひらひらと舞うように水中を泳いでいたわけでもない。いったいどうして蝶なのか、と疑問に思わないでもなかった。

ところが最近手に入れた標本の端についていた小さい断片を見て、なるほどそうかと思い当った。それは分離した尾板の化石で、たしかに蝶の形に似ている。



次にあげるのはバランドの三葉虫本にあるオドントキレの図。



こうしてみると、尾板のみの部分化石もわるくないな、と思う。