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エオハルペス・プリムス

ついに部分化石に手を出してしまいましたよ。はぁ~

まあどのみちB級化石(通称B品)ばかり集めているわけだから、いずれこの方向に進むことは必定だったといえる。それにボヘミア産のものをコレクションの中心にするならば、部分化石は避けては通れない。なにしろバランド先生の本を見ても、その大半が部分化石なのである。

というわけで今回のものはハルペスの一種。

ちょっと見ただけでは何の変哲もない石ころだが


よくよく見ると……


このようなハルペスの頭部があらわれる


胸部以下は失われているが、ハルペスの最大の特徴はその頭部にあるのだから、こちらのほうさえちゃんと保存されていればまずOKだ。それにしても、画像からも分ると思うが、この標本、とにかく小さい。幅が12mmほどしかない。しかしそんなに小さくても、ふしぎに存在感がある。これはおそらく母石の様態に起因するものだろう。

この標本はチェコのロキツァニ地方のオセクというところにあるシャルカ層から出たもので、母石の感じが今まで見たインツェやロジェニツェのものとだいぶ違うが、これはこれでボヘミアらしい無骨な魅力に富んでいる。これらの例からも分るとおり、ボヘミアの標本は母石もまたなにかを「語る」のである。

さてこのハルペスだが、ハルペス(エオハルペス)・プリムス(Harpes(Eoharpes) primus
)という種で、バランドの本にも出ている。



ちなみにエオというのは「古い」という意味の接頭語で、エオハルペスはオルドビス紀中期の産である。