スペインの植物化石

スペイン北部で採れたロボクとシダの化石。なんとなく見た目が気に入ったので発注したが、届いたものを開けてみると、四つに割れていた。いままで何度となく化石を郵便で送ってもらっているが、破損は初めてだ。まあたしかにもろい石質ではあるんですよね、石灰岩というのは。

しかたがないので接着剤で貼り合せたが、あまりうまく行かなかった。それでももとがあまりきれいな標本ではないので、それほど接合痕が目立つということはない。三葉虫では貼り合せはふつうに行われているし、私もそのへんは寛容になった。


貼り合せて糸で縛っているところ


さて今回の標本だが、これを見るかぎり、植物化石に関してはスペイン産とポーランド産とはほとんど差がないようだ。石炭紀というのはわりあい安定した時代だったのだろうか? そのあたりのことはよく知らないけれども、ヨーロッパ各地で産出する植物化石はどれもよく似ている。

いずれにしても、石炭紀の植物化石を見ていると非常に気持が落ち着く。見れば見るほど心に泌み入ってくるふしぎな至福感。これはアンモナイトにも三葉虫にも感じられないものだ。私の精神の石炭紀(アーラヤ識の上層あたり?)になにか照応するものがあるのだろうか。