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化石のバロック

私は手に入れた化石や鉱物はむきだしで並べて楽しむタイプなので、陳列棚は必要不可欠なものなのだが、しかし棚という限られたスペースはすぐにいっぱいになってしまう。むりをして詰め込んでも、あまりごちゃごちゃしているのは自分の美意識に反するし、なによりも標本を傷めそうなのが怖い。そこで適当に間引いて、はみ出たものはべつの置場に落ち着くまでそのへんで待機させる、ということになる。

そんな自分にとって、下にあげる画像はある意味で衝撃的だった。というのも、私が「これ以上はむり」と思って引き返した地点を軽々と超え、さらに行けるところまで行きついた人間の営為がここには見て取れるからだ。



これは SBÍRKA FOSÍLIÍ というチェコのページで見つけたもので、下から順に古生代中生代新生代と年代ごとに標本が陳列されている(このぎゅう詰め状態を陳列と呼ぶとして)。当該ページへ行ってぜひ拡大写真を見て欲しいのだが、このコレクションを構成している標本はどれをとってもかなりのものだ。私はこれを見ながらふとヨーロッパにある骸骨寺のことを思い出した。そして日本人の美意識とはかけ離れた(相容れない?)バロックのことを考えた。

もちろんこういうものを悪趣味の一言で片付けるのは簡単だが、陳列派の自分としては、これらの画像から学び取るべきものは少なくないような気がする。