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シリンゴポラの一種(cf. bifurcata)

これもやはり床板サンゴの仲間で、細長いチューブのような形をした個体がいくつも集まって群体をなしている。個々の個体は完全にはくっつき合わず、側面から枝のようなものを出して互いに支えあっている。そのありさまは立体的な「あみだくじ」のようだ。


Syringopora cf. bifurcata


今回手に入れた標本はまずまずといったところで、眺めていてもそんなに楽しくなるものではない。やはり個々のチューブが短い(ちぎれている?)のと、先端部の孔が浅いのがよろしくないようだ。しかしシリンゴポラにはいろんな種類があり、また保存状態もさまざまで、思わず見入ってしまうようなみごとなものも少なくない。下に検索結果を示す。


というわけで、このシリンゴポラをもってゴトランド島のサンゴ類に関してはひとまず終了としたい。


     * * *


最後に、ゴトランドの化石を買い求めるにあたって手引きとした本について簡単に書いておこう。サラ・エリアソン(Sara Eliason)というスウェーデン人女性の書いた本で、"SUNSTONES AND CATSKULLS" という題のもの。ゴトランド島の成り立ちや地質から、そこで採れる化石とその産地の情報まで、やさしい文章で簡潔に説明してある。おもだった化石産地はカラーで紹介してあるから、現地へ行く予定のある人にはもちろん、その機会のない人にも親切な作りになっている。