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プロエトゥス類のことなど

正月そうそう、ebay やらヤフオクやらでだいぶ気を揉まされたので、このへんでちょっと頭を冷やして、自分のコレクションを見直してみよう。ここで役に立つのが、前に紹介したアドレインの新分類表だ。これに自分の買った種類を書き込んでいくと、たとえばファコプス目では次のようになる。●のついているのが持っている種類で、†をつけたのは、いったん手に入れたがなんらかの理由で手離したもの。


!- Phacopina(ファコプス亜目)

!-- Acastoidea(アカステ超科)
!--- Acastidae(アカステ科)
!-----† Metacanthina
!-----● Psychopyge
!-----● Quadrops
!--- Calmoniidae(カルモニア科)
!-----† Malvinella

!-- Dalmanitoidea(ダルマニテス超科)
!--- Dalmanitidae(ダルマニテス科)
!-----● Dalmanitina

!-- Phacopoidea(ファコプス超科)
!--- Phacopidae(ファコプス科)
!-----● Phacops
!--- Pterygometopidae(プテリゴメトプス科)
!-----● Calliops

!-- Uncertain(未確定・超科)
!--- Diaphanometopidae(ディアファノメトプス科)
!--- Prosopiscidae(プロソピスクス科)

!- Cheirurina(ケイルルス亜目)
!--- Cheiruridae(ケイルルス科)
!-----● Ceraurus
!-----† Crotalocephalus
!--- Encrinuridae(エンクリヌルス科)
!-----● Encrinurus
!-----● Fragiscutum
!--- Pliomeridae(プリオメラ科)
!-----● Placoparia
!-----● Pliomera
!-----● Pseudocybele

!- Calymenina(カリメネ亜目)
!--- Bathycheilidae(バティケイルス科)
!--- Bavarillidae(バヴァリラ科)
!--- Calymenidae(カリメネ科)
!-----● Diacalymene
!-----● Flexicalymene
!-----● Sthenarocalymene

!--- Homalonotidae(ホマロノトゥス科)
!-----† Parahomalonotus
!--- Pharostomatidae(ファロストマ科)

この要領で全目にわたって記入してみると、プロエトゥス目だけ、標本をひとつも持っていないことに気づく。三年がかりで蒐集してきて、この目のものだけ洩らしているのはどういうわけだろう。よっぽど縁がなかったということか。

プロエトゥス類は一般に地味な三葉虫だといわれる。たしかに派手な装飾はないし、サイズも総じて小さい。しかしこの種類が私の目を逃れつづけてきたのはそれだけが理由だろうか。

プロエトゥス目の三葉虫で私が名前を聞き知っているものをリストアップしてみると、次のようになる。


Proetidae(プロエトゥス科)

  • Ameura – Basidechenella – Bohemiproetus – Bollandia – Cummingella – Cyrtosymbole – Dechenella – Ditomopyge – Endops – Gerastos – Griffithides – Paladin – Phillipsia – Piltonia – Proetus – Pseudophillipsia – Spinibole

Tropidocoryphidae(トロピドコリフェ科)

  • Cornuproetus – Decoroproetus – Diademaproetus – Eremiproetus – Koneprusites – Xiphogonium


で、ネット上でこれらを検索すると、意外なことに、デボン紀のモロッコ産、つまりゲラストス、コルヌプロエトゥス、ディアデマプロエトゥスを除くと、他のものはほとんど市場に姿を見せないようなのである。個々の産出量が少ないのか、それともむりをして掘り出しても高く売れないから手掛ける人がいないのか、いずれにしてもプロエトゥス類は地味に稀少種なのだ。これでは私の目に触れなかったのもふしぎでない。

というわけで、今年の目標としてはプロエトゥス類をなにかひとつ手に入れたい。