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アイフェル2号はアイフェル産か?

この前言及したゲーソプスだが、個眼の数といい、全体の質感といい、アイフェルの同種とは別物じゃないか、という疑問を出しておいた。その後、Pete Lawranceの「世界の三葉虫(Trilobites of the World)」という本を見ていると、モロッコ産の Geesops schlotheimi tafilaltanus という種の写真が出ていて、これが私の買ったのとよく似ている。


「世界の三葉虫」p.284

私の買ったもの



少なくとも複眼の形状はほぼ同じで、顔の作りもよく似ている。大きさもほぼいっしょ、鼻の頭の殻がはがれているところまでそっくりだ。

Lawrance の本はわりと情報がいいかげんで、あまり当てにはならないのだが、私の買ったのがアイフェル産でなくてモロッコ産なら、疑問のほぼすべてが解決する。そもそもこれがアイフェル産だというのも、出品者がそういうからそう思っているだけで、はっきりした根拠があるわけではないのだ。


     * * *


ヤフオクでは三葉虫の名前の間違いなどはしょっちゅうあって問題にもされないが、最近見ていて「おや?」と思ったのはMFの出したグリーノプス。これはもともとメキシコにある三葉虫専門の博物館 Back to the Past Museum のコレクションで、どういう経緯でMFに渡ったのかは知らないが、もとの Bellacartwrightia を Greenops に変えて出品されている。

落札者はグリーノプスを買ったつもりでベラカートライティアを手に入れたことになる。私の場合も似たようなものかもしれない。