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ウクライナのウミユリの茎

石炭紀のウミユリの化石とのことだが、しかしこれはウミユリというよりクリノイドと書いたほうが感じが出る。というのも、私の考えるウミユリは動物性と植物性とが奇妙にブレンドされているところに特色があるが、このウクライナの標本ではむしろ機械性(?)が強調されているようにみえるからだ。それも、梃や金槌といった素朴な器具ではなくて、精密機械の内部に見られるゼンマイやらウォームギア、さらには送電に使われる碍子を思わせるような、じつに奇妙な眺めなのである。ものとしては非常に古いが、未来派の絵のようにモダンでもあり、ひとことでいえばノスタルジアとしての未来を感じさせる標本もしくはオブジェとなっている。







さわるとチクチクする感触があるが、これはたぶん酸で処理されているからだろう。産状そのままではなく、見て楽しめるようにクリーニングされているのだ。それはまあこういうものとしては当然だが、ナチュラルな状態も見てみたい気がする。


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ウクライナの化石といえば、デボン紀の甲冑魚ステンシオペルタのことを思い出す。これはいつだったか ebay で落札したことがあるのだが、そのときはウクライナへペイパル経由での送金ができず、すったもんだの末にキャンセルとなってしまった。売り手も残念そうだったが、こっちはそれに輪をかけて残念だった。その腹いせに(?)、甲冑魚の復元模型を手に入れたけれども、やはり復元模型では化石の代用にはならない。まったく、渇を癒すどころの話ではなかった。



そのウクライナの出品者は、当時は評価が2か3だったけれども、いまみると192になっている。月日は流れた。いいものを扱ってるので、送金の問題さえクリアできれば買いたいんだけどね。名前は san*** といって、フェイスブックなんかもやっている。


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今回買ったショップのカードといっしょに。こどもがかわいい。