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スピニボレ・コッドネンシス

英国産の石炭紀三葉虫。産地はデボン州のバーンスタプルという町の近くで、そこに Coddon Hill Beds という石炭紀前期の地層があるらしい。種名の coddonensis はその Coddon Hill から取られたものだろう。Spinibole の spini- はたぶん「トゲ」の意味だと思うが、そのトゲ(頬棘)は今回の標本では明瞭でない。眼は非常に小さいか、もしくは盲目。頭の前方にカリメネみたいにめくれ上がった吻がある。頭部と尾部の周囲に際立った辺縁あり。胸節は9個。尾部の中軸は縦方向にさらに三つに分かれている。体長は約1㎝。


Spinibole coddonensis


今回の標本は、買ったときは右の部分に少し母岩が被っていた。売り手(ボブK)は「もう少しプレップすれば右の自在頬が出てくるかもしれないよ」という。その言葉に従って、右のほうをすこしカッターで削ってみた。


ビフォー

アフター


たしかに自在頬は出るには出たが、美的な見地からいうと、ビフォーのほうに軍配が上がりはしないか? それとも私の整形が下手なだけか? まあ結果はどうあれ、作業自体は楽しめたのでよしとしよう。