三葉虫以外に買った化石や鉱物

について簡単にメモしておく。


1.シャッタカイト・イン・クォーツ

これは去年の夏に買ったもの。あんまり暑いので、涼しげな鉱物でも眺めて暑さをしのごうと考えたのだが、もちろん実用には役立たなかった。ルーペで眺めると、もこもこしたシャッタカイトの上に硬質の水晶がかぶっているのがおもしろい。ナミビア産の、4㎝ほどの標本。





2.ペンシルベニアのシダ植物の化石

これも去年買ったもので、一般にアレソプテリスの名で知られている。けっして珍しいものではなく、日本でもヤフオクなどでよく見かけるが、私は某Aトラスの香具師の口上のような誇大なセールストークに惑わされて、いつか手に入れたいとひそかに思っていた。

買った当初は当てがはずれて、つまらないものを買ってしまった、と後悔したが、時間が経つとともにだんだん悪い印象は薄れていって、とうとうある種の愛着をもつまでになった。細かく見ていけば、アレソプテリス以外にも何種類かのシダ類が含まれているようだ。




産地(セントクレア)は閉鎖されたとかいう話もあるが、you tube には当地で化石を掘っている動画がいくつか出ている。それらを見ていると、作業はいかにも無造作で、化石の扱いもひどくぞんざいだ。まあたしかに現場ではそういうものなんだろうな、という気がする。


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3.スコレサイト、カルセドニー

スコレサイトは灰沸石、カルセドニーは玉髄、と訳語を知っただけではさっぱり分らないのが鉱物というもののありようだ。名前、組成は同じでも、産状によってまったく別物に見えてしまうのだから困る。まあそれが奥の深さでもあり、おもしろみでもあるんだろうけど……





放射状に広がったオレンジの部分がスコレサイトで、それを取り巻いているもこもこした半透明の石がカルセドニーらしい。産地はインドのマハラシュトラというところで、サイズは3㎝弱。


4.大理石中のアンモナイト

建物の石材中に化石が含まれていることがあって、デパートなどではそれが一種の名物になっていたりもするらしい。フズリナなどは細かすぎて分りにくくても、縦に二つ割にしたアンモナイトならばだれでも見ただけでそれと分る。

この標本もそういう大理石に含まれたアンモナイトの断面で、ドイツのバヴァリアで採れたものらしい。アンモナイトはだいぶ前に守備範囲から外れてしまったが、インテリア向けのものならかろうじて食指が動く。大きさは直径約10㎝で、ヤフオクで手に入れた。




5.オーケン

前に化石掃除用の刷毛を紹介したとき、オーケン石でも使えるだろうか? という疑問を出しておいたが、それを実地に確かめるべく購入したもの。

結論からいうと、標本を傷めずに使うことはできるが、使ったからといって汚れが落ちるものではない。オーケン石のふわふわした毛のようなものは、石というより繊維のようで、触れば毛のようにたわむ。この繊細な組織に付着した汚れは、ちょうど動物の毛に付着した汚れと同じく、ブラシで軽くこすったくらいで落ちるものではない。

ひそかに思うのに、実質的にオーケン石の汚れは落とせないのではないか。

まあ、埃くらいなら刷毛で落とせるので、まるきり使えないというわけではない。




あとまだいくつか残っているが、それはまた後日にまわそう。